青に恋するサントリーニ島

 サントリーニ島のイアの街、誰もがどこかで一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。
真白な道と壁に青いドーム屋根がピカピカに光り、宝石箱をひっくり返したように密集した家々が、真っ青な海を見下ろしています。同じ色をした空と地平線が重なり、どこまでも続く青と白の世界、実在するメルヘンの街、細い路地ですれ違う人をみんな笑顔にさせるような魔法がここにはありました。

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サントリーニ島は、火山の大爆発によってカルデラが海に没し、残った三日月の形をした山がサントリーニ島の成り立ちと言われています。島に付けられた元のギリシャ名は『最も美しい』を意味したそうで、これに異論を唱える人は居なさそうですね。


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こんなに美しい景色を携えた生活なら、怒りや悲しみなんて無くなるんじゃないかと思えるほど、お店の人も街の人も観光客も、みんな優しい笑顔でした。まるい優しい屋根、突き刺す太陽に反射した光輝く街が眩しすぎて、目も心も痛くなるほどに『幸せ』という言葉が何度も浮かんできました。


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島の最北端に位置するイアまではバスを利用します。途中、信じられないほど細い道を、大型バスが何台も行き違い、立ち往生することもしばしば。約20分かけて、スレスレの向かい合うバスを通り抜けれた瞬間は、乗客全員で割れんばかりの拍手と歓声!そんなイアへ向かう道中も旅の醍醐味ですね。

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