人生で一番贅沢なカフェ
ミコノス島の絶景ポイントは何といっても『イア』の街ですが、ここ『フィラ』の海側も負けないほど断崖にたたずむ美しさは圧巻です。
そんな絶景を独り占め出来る一休みのカフェをおすすめします。
コスタデリチョーザではwifiが使えない(※有料ですが利用は可能です。めっちゃ高いです!)ので、私達は外でスポットを探しつつ、残り少ないミコノス島の滞在を惜しんで初めてのカフェをすることにしました。所々に点在する大きな白いテントが断崖に向かって迫り出し、陽気な音楽と乾いた風が大きな海へ向かって流れ、見ているだけでもワクワクするロケーションです。
間違いなく、私の人生で一番美味しい一杯のコーヒーでした。ここなら、どんな安い缶コーヒーを出されても「う~ん!美味いっ!」と叫べるほどですが、メニューに沢山の種類のコーヒーがある中、甘い笑顔のウェイターさんに勧められるまま、とびっきり美しいグラデーションのカプチーノが運ばれてきました。何もかもが凝縮された、豆のほろ苦い深みとまろやかなミルク、ふわふわした冷たい舌ざわりに全てが色濃く口の中で弾け、一瞬倒れそうになるほど感動しました。ギリシャはコーヒーが美味かった!知らんかった!!!
フィラの海の玄関口、フィロン港へは、2つの下山方法があります。1つ目はケーブルカーで300Mの断崖を3分で一気に下ります。20分毎に運行し、夕方には長蛇の列が出来ます。2つ目はロバタクシー、睫毛をフサフサさせた優しい目をしたロバ達の背中に乗って、600段の階段を20分かけて下ります。ガイドさんから「服に移る臭いにお気を付けください!」と案内されて笑えたのですが、次はロバに揺られながら旅の余韻に浸るっていうのもまたいいな~と思います。
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青に恋するサントリーニ島
サントリーニ島のイアの街、誰もがどこかで一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。
真白な道と壁に青いドーム屋根がピカピカに光り、宝石箱をひっくり返したように密集した家々が、真っ青な海を見下ろしています。同じ色をした空と地平線が重なり、どこまでも続く青と白の世界、実在するメルヘンの街、細い路地ですれ違う人をみんな笑顔にさせるような魔法がここにはありました。
サントリーニ島は、火山の大爆発によってカルデラが海に没し、残った三日月の形をした山がサントリーニ島の成り立ちと言われています。島に付けられた元のギリシャ名は『最も美しい』を意味したそうで、これに異論を唱える人は居なさそうですね。
こんなに美しい景色を携えた生活なら、怒りや悲しみなんて無くなるんじゃないかと思えるほど、お店の人も街の人も観光客も、みんな優しい笑顔でした。まるい優しい屋根、突き刺す太陽に反射した光輝く街が眩しすぎて、目も心も痛くなるほどに『幸せ』という言葉が何度も浮かんできました。
島の最北端に位置するイアまではバスを利用します。途中、信じられないほど細い道を、大型バスが何台も行き違い、立ち往生することもしばしば。約20分かけて、スレスレの向かい合うバスを通り抜けれた瞬間は、乗客全員で割れんばかりの拍手と歓声!そんなイアへ向かう道中も旅の醍醐味ですね。
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歴史を感じるコルフ島
09:00AM、船がコルフ島へ入港しました。初のギリシャです。コルフ島は地中海中央にあるイオニア諸島の最北端の島で、アドリア海の入り口に位置しています。なので、街の西側にはベネチア時代の新要塞、東側には旧要塞がそびえ、しっかりと守ってきました。
訪問するまで、名前も知らなかったコルフ島、ギリシャのガイド本にも載っておらず、正直ツアーも申し込むか悩んだほど期待はありませんでした。しかし、もう一度訪れるなら絶対にコルフ島!と言い切れるほど、歴史と自然が調和した美しい街でした。絶壁に向かって静かに佇む要塞、そこから下に見える真っ青な青い海、そして完璧な青空の下、コーヒーを片手に芝生が広がる公園に集まる人々、まるでジブリの『魔女の宅急便』のワンシーンのような平和で美しい日常が溢れていました。
旧市街には歴史ある建築物が今は普通に店舗として利用されていたり、教会や博物館など見る所が沢山ありました。
もう一つの見どころは、『カノニ』という、コルフを代表する景色の一つで、高台に位置し、結婚式としても利用される聖ヴラヘルナ修道院と通称ネズミ島と呼ばれる島が見える絶景。その横には小さな空港もあり、果てしなく続く滑走路と飛び立つ飛行機も見れます。そんな絶景を独り占め出来るテラスカフェのソファで、暮れていく景色をぼーっと眺めたいものです。
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イタリア語で美しい木を表す『アルベロベッロ』
1日かけてコスタデリチョーザは最初の訪問地、イタリアの港都市バーリに到着しました。イタリア本土を人間の足に例えるとちょうどアキレス腱辺りに位置します。
バスで片道75分をかけて世界遺産の街アルベロベッロへ向かいます。窓からはのどかな田園地帯が広がり、雄大な緑の中に放たれている牛や馬、そして所々に散らばって建っている『トゥルッリ』が見える度に「わ~~~~!!!」と胸が高鳴ります。そしていよいよ『トゥルッリ』の集合地帯『モンティ地帯』が目の前に広がってきました。なんだか現実感がありません。可愛いドアから出てくるのは、人間ではなくて小人とか妖精とかが住人で無いとしっくりきません。360度、まるでおとぎの国の中に迷い込んだような気分に浸ります。眩しいほどの白と、小ぶりな尖がり屋根に石畳、どこを切り取っても絵になります。
『トゥルッリ』は土台・骨組みも無く、石灰岩を切った石をモルタルの使用無しに積み上げられて造られたものだそうです。地震大国日本では考えられませんね。特徴的な尖がり屋根は、全て小さな石を積み上げて漆喰で固めたものだとのことです。
私の大好きな番組、『世界の日本人妻は見た!』で取り上げられていた『YOKO’S SHOP』を訪問しました。照りつける太陽とは打って変わって、冷房も無いのにひんやりとしたお家の中は気持ちよい空気が流れています。環境に配慮した、乾燥したこの土地に適したエコで可愛い『トゥルッリ』に感動します。また、ヨーコさんのお店からテラスに登らせてもらい、そこからの景色は圧巻です。
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へんてこりんな日本語
さて、レストラン2階3階の『アルバトロス』
混雑時や朝食では大抵相席になりますが、それも海外旅行の醍醐味ですね。色んな国の夫婦を見れて楽しいです。
ウェイターさんに頼むと、日本語メニューを持って来てくれます。こちらのレストランでは、基本的に前菜からデザートまでフルコースの料理がサービスされ、毎日違ったコンセプトを楽しむことが出来ます。5つの種類の中から1つ1つを選んでいきます。例えば5つの中から1つの前菜、5つの中から1つのメインディッシュという具合です。
驚くことに、ウェイターさん一人で30名ほどを見ているのです。そして飲み物からデザートまで、時間をかけてオーダーを取りに来て、誰が何を頼んだかをちゃんと覚えて持ってきてくれます。オーダー中に悩み質問するお客さんもあり、恐ろしく非効率なこのシステム!!!前菜が到着するまでに最低でも1時間がかかります!!!中華屋さんみたいに、チェック項目に〇しとくやん!!!日本人にはちょっと信じられない長さでしたが、海外の方はそれが普通の様子。みんな優雅に食事を楽しんでいます。『アルバトロス』=2hという方程式の為、私達はもっぱらテラスのビュッフェレストランに行ってました。無料だからでしょうか。有料を利用された方に聞くとそれほど遅くなかったとのことでした。すんごく頑張って料理を3段重ねで運ぶウェイターちゃん!もうちょっと持ち数を減らしてあげて欲しいなと思いました。
そんな待ち時間中の僅かな楽しみは、おもしろ日本語のメニューを読むことでした。
『コルク樫の下から聞こえる羊飼いが奏でるlauneddasはその音色を通し、遠い青春時代を思い起こさせます。忠実な犬が足元に座り、片方の目は穏やかな群れへと注がれています』
!?!?
なんじゃこりゃ!うーん、、、日本語にはなっているが何回読んでも意味が分からん、むしろここのコンセプトの説明文が気になって料理の内容が入ってこない、いらんくないか!?
と、あーだこーだ言いながら毎回意味不明なメニューを読むのも楽しみなのでした!是非船で実物をご覧下さい!
コスタの食事
8日間の船旅中、食事に飽きてしまうと聞いていたので、週1でスシローに通う私達としては、日本食が食べれないうえに更に同じ料理が出るのかと、少々不安でした。2日くらい気分転換に有料レストランで和食でもと添乗員さんに勧められましたが、全っ然!全然!私達は飽きませんでした。むしろこの後半年間、無料レストランのビュッフェでもええよ!というくらいに未だに写真をみて唾を飲み込むほど!料理長さん最高!
コスタ内では大きく2つ無料レストランがあります。1つ目は、デッキ2階と3階にあるレストラン『アルバトロス』。乗客みんなに渡されたコスタカードには、夕食時間が書かれています。指定の時間に行き、メニューを選んでウェイターさんが運んできてくれます。
2つ目は、デッキ9階にある『ビュッフェレストラン』そのまま中央プールや後方プールのある外のデッキにも出られて、見晴らしも開放的です。私達は基本的にこのビュッフェスタイルでほとんど食べていました。理由は、自由に好きなだけ食べれることと、待ち時間が少なく、好きな席で食べれることです。『アルバトロス』では有料になるお水も飲み放題!船に載せられる限りある食材は、手を変え品を変え、全く別物に料理してくれる料理長!ほんまに美味しかったよ~~~!